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2010年5月

温度・振動数依存性が少なくエネルギー吸収量が大きい新開発の高減衰ゴムが
新日鉄エンジニアリングの制振ダンパー(ユニットゴムダンパー)に採用

 住友ゴム工業(株)は、温度・振動数依存性が少なく、エネルギー吸収量が大きい高減衰ゴムを開発しました。この開発は、新日鉄エンジニアリング(株)、国立大学法人東京工業大学・笠井研究室と共同で行いました。なお、この高減衰ゴムを採用した制振ダンパーを新日鉄エンジニアリング(株)が「ユニットゴムダンパー」の名称で商品化し、オフィスビルやマンション向けの地震・風揺れ対策用ダンパーとして、4月から販売しています。
 
ユニットゴムダンパー
 
1.「ユニットゴムダンパー」用新開発高減衰ゴムの特長
  (1) 温度依存性が他の粘弾性体と比べて小さい
   
10℃から30℃まで安定した減衰性能を発揮
  (2) 同一体積あたりのエネルギー吸収量が大きい
   
システムを薄くかつコンパクトに抑えることが可能で、一般の間仕切り壁や外壁のなかに設置することが可能
  (3) 振動数依存性も低い
   
到来が予測されている長周期型地震から兵庫県南部地震のような直下型地震にいたるまで、同様の効果を発揮
  (4) 極めて微小な変形から大きな変形まで、安定した減衰性能を発揮
   
小地震や風揺れによる微振動から大地震時においても十分な制振効果
     
2.「ユニットゴムダンパー」の特長
  (1) 高減衰ゴムと鋼材のみというシンプルなパネル型
   
高減衰ゴムが地震や風揺れによって発生するエネルギーを効率よく吸収
  (2) ゴムと鋼材が強固に接合する加硫接着
   
長期間にわたって安定した品質確保が可能で、メンテナンスフリーを実現
  (3) ユニットの数量で減衰能力の調整が可能
   
新築ビルから既存ビルまで幅広く対応
     
  共同研究においては、実大試験体の動的載荷実験を実施し、「ユニットゴムダンパー」の高い性能を確認しています。
 
 住友ゴム工業は、この高減衰ゴムを提供することで、建築分野に於いても、安心・安全・快適な社会の実現に貢献したいと考えています。